クンニ大好きシュウです。
前回は「顔面騎乗は男のロマン(目覚め編)」ということで、オレが顔面騎乗にハマったきっかけを書いた。今回はそこからの苦闘の日々を書いてみたい。
家の近所の古本屋でたまたま手に取ったSM雑誌をパラパラめくってみたら、顔面騎乗のイラストを発見した。
それを見たオレは「顔面騎乗というのは、世間ではどうやらマゾ男がやるものらしいゾ!」と気づき、自分の性癖を周囲に知られるとマズイ!と本能的に察知した。
顔騎好きがバレようもんなら、オレに対する周りの見方は、
シュウ
↓
顔に座られたいヤツ
↓
女にイジメられたいマゾ男?
↓
かなり危ないヘンタイ野郎?!
↓
一緒にいるのもありえない!!
↓
アッチイケー!!!
みたいな感じで、皆からつまはじきにされるんじゃなかろうか?と恐れたわけだ。
念のため言っておくと、オレは他人がサドだろうがマゾだろうがヘンタイだろうがその人に偏見を抱くことはない。そもそもオレ自身がSEXよりもクンニ大好きなフェチ男だからね。(^_-)-☆
でも当時のオレは、自分がマゾ男と思われたら、周囲の態度がガラッと変わるんじゃないか? 皆にドン引きされて嫌われるんじゃないか? とビビってたんだ。
しかもオレは実際のところマゾ男じゃない! ただの顔騎大好きフェチ男だ(ただの?)。にもかかわらず、マゾの濡れ衣を着せられるのはフェアじゃないと思った。
かくしてオレは、女性に顔に座られたいという願望を決して口外することなく、深く静かに潜行していったんだ。
顔面騎乗願望を秘密にしていたが、一方でそれを体験したい気持ちも強かった。でも当時付き合ってた彼女に「オレの顔に座って欲しい」とは、恥ずかしくて絶対に言えなかった。(クンニは相当やったけどね~)
そこでオレがとった行動は何だったと思う?
実は顔面騎乗を実際に体験するためにオレがやり始めたのがSMクラブ通いだ! 社会人3年目ぐらいの20代半ばからSMクラブにせっせと通い始めた。
「さっきマゾじゃないって言ってたくせに、なんでSMクラブに行くの?おっかしいじゃん!さてはお前の正体はマゾ男だろう!」と思ったでしょ?
その通り!とホントは言いたいところだが、やっぱりオレはマゾじゃない。SMクラブに通ったのは、その当時顔面騎乗を体験できる場所がそこしかなかったからだ。
ところがSMクラブでも、実はそう簡単に顔面騎乗してもらえないことがわかってきた。
Mプレイのときに相手の女王様に「顔面騎乗してくださーい」ってお願いするじゃない。そうすっと女王様から言われるのは、
「なにーっ!顔面騎乗? それってご褒美なんだから最初っからできるわけないでしょ! 他は何がやりたいの?鞭もダメ?ローソクもダメ?アナルもダメって、何よそれ! あなた一体何しに来たの?この店に」
みたいな感じで説教を食らう。
どこのSMクラブに行っても似たり寄ったりの扱いを受け、満足に顔面騎乗を体験することができんかった。
だから最初のうちは我慢してSMプレイにも付き合ってたんだ。鞭っていってもバラ鞭だったらそんなに痛くないし(一本鞭はメチャ痛いらしい)、ローソクもSM用の熱くないやつだったら体にロウを垂らされても平気だ。
「オッ、もしかしてオレ、マゾでもやってけるんじゃないの?」って思ったんだが、どうしてもムリなヤツがあった。
それは何かというと、“女王様へのご挨拶”。
プレイ代として2万円もの大枚はたいてんのに、プレイの冒頭にやらされるのが女王様に土下座してのご挨拶だ・・・。
いやまあ、超美人カリスマ女王様とかならまだいいんだが、「アンタだれ?どこのオバサン?」みたいなナンチャッテ女王様に土下座させられた日にはマジでヘコんだぜ!
あと“言葉責め“ってのもキツかったよなぁ。
たとえば、裸で四つん這いにさせられて「お前のケツの穴が丸見えだよ~」とか「お前のチンコはシナシナだね~」とかの罵声を浴びせられるわけよ。
そんなときオレは心の中で「(はいはい、どうせシナシナですよ~、オレのチンコ・・・)」とゲンナリ。
あと、あまりにも芝居じみたダサすぎる言葉責めに、思わず「ププププーッ!」と吹き出しそうになったりして・・・。
いっそのことマゾ男になれたら、顔面騎乗だけじゃなく他のMプレイも楽しめると思ったんだが、とてもじゃないけどオレにマゾは無理だった。何が楽しいんだかサッパリわからん!
そんな状況でもオレは、念願の顔面騎乗を体験するために、辛抱強くSMクラブに通ってたわけだ。
どんだけやりたかったんだろね〜(^_^;
(続く)